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偽痛風ってなんだろう

痛風のようで痛風じゃない。そんな病気が偽痛風です。仮性痛風とも呼ばれますが、痛風と何がどう違うのでしょうか。痛風は男性に多く発症するのに対し、偽痛風は女性の方が多いといわれています。本当でしょうか。一部では、痛風同様男性が多いとも言われています。

間を取って、男女比は同じくらいなのでしょうか。いずれにせよ、痛風よりも女性が発症する確立は高そうですね。痛風か偽痛風かは検査してみなければ分かりませんが、痛みが出たら早めに病院に行きましょう。関節が変形してからでは遅いのです。

偽痛風の症状

偽痛風の症状関節に強烈な痛みが起こって熱を持ちます。痛風に比べて痛みは少ないのですが、激痛に変わりありません。痛風が、足の親指の付け根付近に痛みの発作が発生しやすいのに対して、偽痛風の場合は膝関節に多く痛みが発生します。

このほかにも、肩や足の大きな関節に痛みの発作が起きやすくなっています。稀に体重が減ってきたりする場合がありますので、注意が必要です。偽痛風の病型は6つに分けることができます。

  1. A型(偽痛風発作型)
    繰り返し関節炎を起こします。発生する半分以上は膝の関節に出ますが、稀に手やひじの関節に発生することもあります。
  2. B型(偽性関節リウマチ型)
    偽痛風が慢性的に経過したもので、炎症も強く、体中の関節に発症します。朝方にこわばったり、CRPが要請反応を示すこともあり、関節リウマチと間違われることのある型になります。
  3. C型(偽性変形性関節炎型)
    ほとんどが膝の関節に症状が出ます。急性の炎症を起こすものです。
  4. D型(偽性変形性関節炎型)は、
    上のC型に急性の炎症を伴わないものになります。
  5. E型(無症状)
    偽痛風の半分以上の割合を占めます。関節炎を発症しないのですが、X線検査で見ると、関節の間に石灰化しているのが認められるタイプです。
  6. F型(偽性神経障害性関節症型)の場合は、
    かなりの機能障害が出るタイプです。関節が破壊される場合もあります。
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偽痛風の原因痛風は尿酸値が上昇することによって痛みの発作がおきますが、偽痛風の場合、ピロリン酸カルシウムが原因で痛みの発作が起こります。痛風は尿酸の結晶が関節内に発生して痛み、偽痛風はピロリン酸カルシウムの結晶が関節内に発生して痛みになるのです。

痛風と決定的に違うところは、遺伝的要素が強いということです。また、甲状腺の病気も要因になっていると言われています。痛風は年齢に関係なく発症しますが、偽痛風の場合は60歳以降の年配の人に多く発症するのが特徴です。

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偽痛風の治療

痛みが発症している関節から、関節液をとります。ピロリン酸カルシウムの結晶の有無を調べます。血液検査を行うことにより、痛風との区別をはっきりとさせます。X線検査を行うと、関節内に石灰化像が確認できるでしょう。治療法は大きく2つに分けられます。

保存的な治療

基本は対症療法です。非ステロイド性抗炎症薬を急性期に経口投与します。症状が強くでているときには、関節からの水抜きをし、ヒアルロン酸や非ステロイド性の抗炎症薬を注入します。

かなりの痛みを伴ったり、熱が出ている場合などにはステロイド薬を内服することになります。慢性化した場合でも同じような治療が施されますが、合併症として変形性関節症になっていることもあるので、太っている場合は痩せることを目標とし、筋肉を強化しなければいけません。

外科的治療

外科的治療は、関節内にできたピロリン酸カルシウムの結晶を内視鏡で洗浄を行ったり、変形してしまった関節には人工関節に置き換える手術などをする場合があります。

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